自動車保険の料金自由化により保険料率の算出が自由になった
自動車保険の保険料の違いは、基本的に付帯する補償内容に応じて決まります。対人賠償補償額無制限が一般的ですが、対物賠償補償額は2,000万円や1億円といった有限のタイプから無制限まで様々です。そして、補償内容に対する保険料率の算出方法は料金自由化により独自のノウハウを用いて設定できるようになりました。このため、一見すると同じに見えても保険会社ごとに保険料算出方法が異なるので、結果的に比較した時の保険料に違いが出るわけです。そこで、自動車保険は必要な補償内容を過不足なく準備することで、いざという時の安心を購入することになります。自動車保険は必要な補償額を自分で考えて決めることで、万が一に備えるための保険です。
リスク細分型自動車保険は判定項目が保険会社ごとに違う
リスク細分型自動車保険が外資系企業により日本国内に持ち込まれてから、細かく条件を判定することにより更に保険料を自由に設定できるようになりました。運転免許取り立てで事故率が高い初心者マークの25歳未満と、運転歴20年以上の40代ドライバーでは自分の過失で事故を起こす割合に大きな差があります。また、ゴールド免許ドライバーと違反回数が多いドライバーでは、事故率に差があるからこそ保険料に反映させて事故率が低い優良ドライバーを囲い込みたいわけです。また、毎日通勤で運転する人よりも週末しか運転しない走行距離が僅かな週末ドライバーの方が、乗車時間が短いために事故率は低くなります。各保険会社ごとの判定基準により計算した保険料は、マナーが良いあんぜ運転のドライバーほど割安になるよう設計されているはずです。